今さら「風立ちぬ」を観終えて。
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ようやくと言うか、今さらと言うか「風立ちぬ」を観て来ました(もう「かぐや姫の物語」も始まってるのに・・・苦笑)。
観たいというか、宮崎駿監督の最後の長編映画やしこれは映画館で観ておきたいなーというぐらいで、正直どうなんやろって気持ちもありつつで観に行ったんですが・・・。
最初は割と斜めに構えながら見始めたんですが・・・気がつくと没頭してましたね 苦笑。終始盛り上がりも無くただ淡々と進むけれど、逆にグイグイ引きこまれてた。
観終えてからの感想はというと・・・良かった、というか、もうムチャクチャ良かった。
でも、純粋に善い映画って意味ではないですけど。
最後エンディング・ソング流れ始めたときには、涙が止まらんくなるくらいなんかもう感極まってました。
でも、観終わってから客観的に振り返るとあの内容に共感してしまう自分に「うわっ・・・」って感じる部分もありますね。自分はそういう人間やねんなって。
気付いてるけど気付かないふりをして、それでも新しい可能性に魅力を感じ心奪われてしまう。
映画の中でピラミッドの話が例えで出てたけど、ボクもピラミッドがあった方が良いと思ってしまう人間やなって。
てか、これ、好きな人と嫌いな人で分かれるでしょうね。
何を大事にして生きていくかって事を、改めて考えさせられました。
あえて感想を一言で言い表すなら、とてつもない無常観・・・かな?
個人的には、いままでの宮崎駿監督の映画で一番心に残る作品でした。
もっかい観に行きたいな。